COMPUTEX TAIPEIのSandiskブースで、6月2日に出荷開始の告知があったNetbook向けのSSDモジュール「pSSD P2/S2」や2.5/1.8インチサイズの高速SSD「G3 SSD」シリーズのパフォーマンスデモが行われた。
SandiskのG3 SSDは、HDDの回転数で4万rpm相当(同社は“virtual-RPM/vRPM”と記述)、リード200Mバイト/秒、ライト140Mバイト秒(いずれもシーケンシャル)の速度と長期データ耐久性(一般ユーザーの使用で約100年/160Tバイト書き込み分)を実現するMLC型高速SSDシリーズ。Serial ATAインタフェースの2.5インチ(C25-G3 SSD)と1.8インチ(C18-G3 SSD)、それぞれのドライブサイズ別に64Gバイト、128Gバイト、256Gバイトのモデルを用意する。
デモは、1基のC25-G3 SSD/256Gバイトと4基のHDDとの比較で実施されていた。1万rpmの高速HDDを4基のRAID構成とし、G3 SSDの4万“vRPM”とパフォーマンスの値を合わせたものだ。「消費電力や騒音レベル、設置スペース、重量、発熱量、そして価格を大幅にセーブできるのが、一目瞭然でしょう。」(説明員)とのこと。
ちなみにG3 SSDのメーカー希望価格はそれぞれ149米ドル(以下同)、249ドル、499ドルとするが、現地アナリストによると64Gバイトモデルが100ドル(日本円換算で9600円前後 2009年6月3日現在)、128Gバイトモデルが200ドル程度になるなら、さらに市場競争力がある製品になりそうとのことだ。日本での登場にも期待したい。
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